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学校長挨拶

 
人間性豊かな看護師育成に向けて
 奈良県医師会看護専門学校
     学校長  友岡 俊夫
本校は、前身である「奈良県准看護学院」が昭和30年に開校されて以来、創設60年余を迎える歴史と伝統のある学校で、これまでに約4,000名の卒業生を輩出しております。そして先輩たちの多くは、専門職としての知識・術力はさることながら看護師としての使命感をもって県内医療機関の第一線で活躍しており、その社会的貢献は高く評価されています。

近年、医療・看護をめぐる状況は急速な少子高齢化の進展、医療技術の進歩および医療提供の場の多様化等により大きく変わってきており、その中で、国民の医療に対する意識は、安全・安心が重視されるようになりました。
また、個人の医療・看護に対する価値観も多様化しており、看護においても患者とその家族の意思を尊重し、QOL(人生の質、生活の質)が重視されるようになってきました。このような環境や意識の変化に応じて、看護師にもより質の高い医療サービスの提供が求められております。

設置者である奈良県医師会の社会的使命である、県民の保健・医療・福祉の充実発展のためにも、本校の教育理念である「生命の尊厳と人間愛」を基盤として、看護に関する必要な専門知識・技術および態度を修得させ、あわせて豊かな人間性を培うとともに、広く地域住民の保健・医療・福祉に貢献できる看護師を育成します。

本校に入学されて看護の道を目指される皆様が、明るく元気で学んでいけるようサポートを行い、教育環境の整備を行い、役職員一同一丸となり看護教育に取り組んでいく所存であります。
関係各位の皆様におかれましては、今後共なお一層のご指導、ご助言、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 
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